【音訳】区切る場所を間違うと大変なことに!?(表現技法)
音訳表現技法についてご紹介します。
例文)
そのとき彼の車は、センターラインを大きく越えて、前から走ってきた車とぶつかった。彼に落ち度はなかったのだが、ショックはあとまで尾を引いた。
2つの文章がありますね。
前文だけだと、『彼が悪かったのか、対向車が悪かったのかわかりませんが、次の文で彼に落ち度はなかったとなっておりますので、今回は『対向車がセンターラインを越えてきた』という意味の文章にしなければなりません。
晴眼者の我々は、文字を見ながら意味を追うことができますが、視覚障害者にとっては音が頼りになります。 音訳者がしっかりと文章を理解し、区切ることの大切さを理解することができる例文だと思います。