コロナウイルス、デイサービス職員のつぶやき。
まさか全国に緊急事態宣言が出されるまでになるとは当初、コロナウイルスが発生した段階では予想していませんでした。
私の仕事でもある「デイサービス(通所型)」でも軒並み利用者さんがコロナウイルスを恐れ、緊急事態宣言が出されている5月6日までお休み連絡をいただいている状況です。
"利用者さん"と言いましたが、厳密にはそのご家族さんのご判断であると思います。
確かに感染した場合、基礎疾患があり、体力的にも十分ではない方がほとんどであり、自身でもその判断がなかなかできない利用者さんにとっては賢明なご判断ではないでしょうか。
NHKニュースでも福祉施設についてこんな記事が出ておりました。
新型コロナウイルスの影響で先に緊急事態宣言が出されていた7つの都府県で266の介護サービス事業所が休業し、宣言前の倍以上に上っていることが厚生労働省のまとめで分かりました。宣言が全国に出されたことで、ほかの地域でも休業が広がるとみられ、高齢者の介護をどう維持していくかが課題となります。
引用先サイト:
介護サービス事業所の休業 緊急事態宣言前の倍以上に 7都府県 | NHKニュース
介護の現場で「濃厚接触」は避けられず、利用者さんとソーシャルディスタンスを取ることは無理に等しいお仕事です。
無症状感染というように、職員も利用者も朝とお昼に検温をしておりますが簡易検温に留まっており、介護の現場ではいつ集団感染が発生してもおかしくないと思います。
<ちょっと脱線>
個人的に疑問に思っていることはなぜ37.5℃以上の熱がという37.5℃という基準は一体どこから来ているのでしょうか。
もちろん、この数字だけにとらわれず自身の平熱を加味して自宅待機するとか対策を講じる必要があるのはわかっているのですが。
なんとなくこの数字が独り歩きしているみたいで実際のデイサービス現場でも、「あっ、ちょっと熱があるけど37.0℃だからまだ大丈夫。様子見てみましょうか〜。」なんていう看護師からの発言が見受けられます。
数字に囚われ過ぎないように、適切な判断をしていただきたいものです。
さらに、職員の間でもコロナウイルスの感染は怖いと言いながら、業務多忙により管理者は検温など利用者さんの体調を現場に任せっきりにしている場合もあります。
また、職員の中にも感染を恐れて休みを取得したいが現場は常に人不足。介護現場でローテーションが組まれており、自分が抜けると「誰がAさんの食事介助をするの?」「送迎しないと利用者さん来れないよ?」など、集団心理、同調も相まって職員は休みをとりたくてもとれていないのが現実かと思います。
そんな状況なので介護現場ではストレスに満ちあふれています。
それに追い打ちをかけるようにみんなマスク着用。
メラビアンの法則、ご存知でしょうか。
顔の表情が口ほどにものを言う、まさに表情がわからないことで相手に気持ちが伝わらないどころか、コミュニケーションの齟齬が発生する。
この点についてもコロナウイルスのいやらしいところです。
身体的にも精神的にも攻撃力があることが証明されています。
コミュニケーションが最も大切な介護現場において顔の半分が見えない。
相手の気持ちを目と声のトーン、動きなどでしか読み取れない。
自分もストレスが溜まっている、相手の気持ちがわかりづらい。
これが更にストレスに拍車をかける。
非常に良いサイトを見つけましたのでご紹介させていただきます!
外部リンク↓
あるある世界の法則 声や顔の“表情”が、口ほどに物を言う|朝礼deポン!ためになる話題|NECネクサソリューションズ
そして、週末も外出自粛、自宅で上手にストレス発散できる人ばかりではないので平日も休日もストレス状態が継続します。
利用者さんもデイサービスにおいてイベントが軒並み中止となり、中にはコロナウイルス感染防止ということを理解できておらず、施設側に不信感を持つ利用者さんもいらっしゃいます。
話は若干変わりますが、ニュースで最近「武漢のウイルス研究所からコロナウイルスが外部に漏れたのでは」なんていう記事を見ました。
【4月18日 AFP】新型コロナウイルス流行の中心地となった中国・武漢()のはずれの山沿いに位置する「武漢ウイルス研究所()」──。厳重な警備下に置かれたこの施設が新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の発生源だった可能性があるとの疑惑が今、米国で取り沙汰されている。
引用先サイト:
【解説】新型コロナの流出源? 武漢研究所を取り巻く疑惑 写真12枚 国際ニュース:AFPBB News
これが本当に中国発のウイルスであれば、開発?研究?した意図はわかりませんが、本当に現代社会を滅ぼすようなウイルスをよくもまぁ研究したものだと思います。
米国の発言が国政政治的なものであるかどうかはさておいて、事実であれば国際社会的にも大変大きな問題です。
これに関しては今後も事実関係のニュースを追っていきたいところです。
こんな自粛ムードの中でも流通大手のイオン、イオンスタイルは通常営業でスタッフの皆様が頑張ってくださっています。
ライフラインとしての使命を果たす、という記事を見て本当に現場で働いてくださっている皆様、現場にものを供給してくださっている物流関係の皆様、その現場をなんとか営業していく術がないかと戦略を考えてくださっている皆様。
本当に感謝の一言。
大震災のときもそうでしたが、何気ない日常、普段の日常がいかに尊いものであるということを改めて実感するときだと思います。
本当にありがとうございます、お疲れ様です。
参考リンク先(外部リンク)↓
緊急事態宣言全国拡大も総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」は“通常営業”、「ライフラインとしての使命を果たす」/イオンリテール|食品産業新聞社ニュースWEB
ちょっと脱線しながら徒然なるままに記事を書いてみましたが、これから始まるゴールデンウィークでも気を抜かず、そして外出自粛でコロナウイルス感染拡大をみんなで防止しましょう!