ロコモコじゃないよ、ロコモだよ!(福祉関連の雑記です)
福祉関連の雑記になります。
この前、ちょっと小洒落たレストランへ行くと何やら大きな声で話をする若い女性の二人組がいました。
少しゆっくりしたかったので、内心「も〜少し小さい声で話してくれたらいいのに・・・。」なんて思って、ちょっとお店選びの運が無かったのかと自分の選択の悪さにショックを受けているときのことです。
若い女性の一人が、「最近、うちのばあちゃんがロコモでさぁ〜。ほんと困るんだけど〜、私も働かないと行けないのに大変で、大変で!」と、まぁ、またでかい声で話すからしっかりと聞き取れたわけであります。
福祉に興味や関心がなければ、「え?なに、ロコモコ??それよりもうちょっと静かにしてくれよ。。。」なんて、ロコモ発言が更に火に油を注ぐような発言と捉えられてしまいそうですが、福祉で働いている私としてはこの会話から「この若い女性も働きながら親の面倒をみて、大変だなぁ〜。たまの友だちとの外食くらいストレスを発散して、少し大きな声で日頃の憂さを晴らしたいと思ってるんだな。」なんて、感じてしまいました。
だから、私としてはこの発言で彼女に対して、少し同情するような気持ちさえ芽生えてきたのです。介護で潰れないように頑張ってね、と。
解説になりますが、先程から出てきている「ロコモ」というのは、運動器の障害で要介護になるリスクが高い状態のことです。
つまり、この若い女性は高齢の親が要介護状態に近く、とても普段の介助に手がかかるということを言っています。そして、その親の面倒をみながら自分自身も働いているという状態なんです。
介護で心身ともに疲れてしまい、つぶれませんように。と思いつつ、そのレストランを後にしました。
そんなお話でした。
追伸:
でも、いくら介護疲れの状態だからといって、レストランで大声でしゃべっても良いということではありませんからね、、、!そこは節度を持って、大人としてのマナーを守ってくださいね。
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