そのへん。のブログ

福祉経験ゼロから福祉業界へ転職し、社会福祉士の資格を取得した人のブログです。

あなたは大丈夫?三大認知症の原因と症状について。

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 認知症の原因は様々であるがその中でもアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症が三大認知症と言わている。まず、アルツハイマー型認知症の原因は、脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まり、神経細胞が壊れて死んでしまい減っていく為に、認知機能に障害が起こると考えられている。また、高血糖状態や喫煙、飲酒、運動不足などは発症リスクを高める。主な特徴としては記憶障害や判断能力の低下、見当識障害である。

 

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 次に、血管性認知症の原因は動脈硬化などにより脳細胞が壊れて機能を失うことで発症する。症状の主な特徴は計算はできても判断することができないなど、できることとできないことがまだら模様のように発症するまだら認知症である。これは動脈硬化により脳細胞が壊れた部分と正常な部分が存在するためである。また、感情失禁や運動麻痺など他の認知症と症状に大きな違いはないが、脳の障害を受けた部位によって症状が異なるという点が特徴である。

 

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 最後にレビー小体型認知症は、神経細胞にできるレビー小体というタンパク質が大脳皮質や脳幹にたくさん集まることで神経細胞が壊れてしまうことが原因である。症状の特徴として初期の段階では物忘れより幻視が見受けられる場合が多い。その他にも見当識障害や手の震えなどパーキンソン病に似た症状なども特徴である。

  

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上記三大認知症を含むいずれの認知症においても中核症状とその周辺症状(BPSD)が存在する。中核症状とは、認知症であれば誰にでも現れる症状のことであり記憶障害、見当識障害、理解・判断力の障害、実行機能障害、失語・失認・失行が中核症状として現れる。周辺症状とは中核症状が元となり行動や心理症状に現れるものである。なお、周辺症状については個人の性格や環境、心理状態によって発症する症状は異なるため個人差があるが抑うつ、徘徊、せん妄、異食など様々な症状が存在する。

 

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