【音訳】連続した日付の読み方
(このブログでは、視覚障害者の方のための音訳について紹介しております。私が経験した音訳講座での内容が皆様のお役に立てばと思います。)
さて、
今回は連続した日付の読み方の音訳処理方法について紹介します。
例えば、原稿に
「8月1日(月)、8月2日(火)、8月3日(水)」と記載されていたらどう処理しますか?
よく、会報などのイベント紹介で見かけるパターンだと思います。
もちろん、
音訳は視覚障害者の方の目の代わりですから、書いてある通り全部読んでも構いません。
しかし、
8月は全ての日にちに共通しておりますので出来れば聞き手に簡潔に伝えたい。
そんな時、こんな処理方法があります。
ポイントは以下の通りです。
1.「8月」の後に少しだけ間(ま)をとる
2.「ついたち・・・」からは、テンポよく読む
3.「1日」と「2日」と「3日」は同格の処理をする
いかがでしょうか。
こうすることで、なんだがスマートに日付を伝えられたような気がします。
自己満足だけではなく、聞き手も”できれば簡潔に、わかりやすく聞きたい”というニーズがあるので、聞き手にも喜ばれるかと思います。
ちょっとした工夫が音訳の質を更に高めます!
以上、連続した日付の読み方の工夫でした。
最後に私が音訳を学習するときに使った教材をご紹介させていただきます!
1つ目:
コチラの教材は視覚障害者とは?なぜ音訳が必要なのかが丁寧に説明されています。
そして、一通りの音訳に使用する技術も紹介されています。
編集や校正についても触れてあるので音訳の入門書といっても良いかもしれません。
2つ目:
こちらは上の教材を補完するような内容となっています。
具体的な文章の例をもとに、音訳技術の紹介と複数パターンの音訳方法がある場合の紹介がわかりやすく説明されております。
音訳マニュアル 処理事例集―視覚障害者用録音図書製作のために
- 作者: 全国視覚障害者情報提供施設協会
- 出版社/メーカー: 全国視覚障害者情報提供施設協会
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 単行本
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3つ目:
コチラの教材も2つ目と同様に具体的な文章の事例に沿って、丁寧に説明がされています。
さらに音訳について知識や技術を深めていきたい方にオススメです。
音訳マニュアル 音訳・調査編―視覚障害者用録音図書製作のために
- 作者: 全国視覚障害者情報提供施設協会
- 出版社/メーカー: 全国視覚障害者情報提供施設協会
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 単行本
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