そのへん。のブログ

福祉経験ゼロから福祉業界へ転職し、社会福祉士の資格を取得した人のブログです。

補足のある文章、音訳(追加情報)

さて、新年1回目の更新から補足のある文章について取り上げておりますが、前回は例文を使って補足の読み方をご説明させていただきました。

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例文:

『このブログでは福祉関連の情報(特に音訳について)を発信して・・・』

前回の復習をしたい、という方はコチラからご覧ください⇒

 

social-welfare.hatenablog.jp

 今回は、読み方のポイントでご紹介した以下の2点について説明します。

・補足部分の前は高いピッチで留めておく

・補足部分が終わった後の助詞は高いピッチになったりしない

 

まずはこちらの動画をご覧ください。

youtu.be

次はこちらをご覧ください。

youtu.be

(1本の動画にすればいいのに、バラバラで見づらくてすみません。。。)

いかがでしたでしょうか。

まず、「補足部分の前は高いピッチで留めておく」については、そうしなければいけないというルールがあるわけではありません。

では、なぜ補足前は高いピッチで留めておくのかというと、『聞き手がより補足の部分だと聞き分けることができるから』です。

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これはいわゆる音訳・音の技術、技法で前の音との高低差があればあるほど、低く聞こえます。

聞き手に「あ、さっきのところは補足だったのか」などと”聞き手に考えながら聞いてもらう”ような音訳では、目の代わりになった音訳とは言えません。

 

さらに、「補足部分が終わった後の助詞は高いピッチになったりしない」というのは、上のダメなパターン動画にある通り補足の後の「を」が極端に強調された(高い)音になっているかと思います。

補足が読み終わって気を抜いてしまうと、その後の助詞のピッチが不自然になりますので注意が必要です。

補足後の助詞のピッチは「補足部分を読まないときと同じピッチになるように」することを心がけましょう。

補足がなければ適切なピッチで助詞を読むことができますが、補足があると助詞の読み方が不自然になりがちです。

 

また、補足の前後はしっかりと間(ま)をとりましょう。

これもここは補足の部分だ、ということを聞き手に容易に認識してもらうためです。

よくありがちなのは、補足を読む前はしっかりと間がとれているのに、補足が終わった後に間が足りないパターンが多いです(実際に私もそうです。。。)。

やはり意識的に間を取らないと、補足ではなく文章の一部として聞こえてしまうので気をつけて読みましょう。

 

ということで、2回にわたって補足のある文章についてお伝えさせていただきました。

私も講座の先生から「もうちょっと低い方がよい」「もっと間をとって」など、毎回ご指摘をいただいております身分ですので、上のような偉そうなことは言えませんが先生からアドバイスをいただいた内容を少しでも皆様へお伝えできればと思い書いておりました。

次回は「並列された単語がある文章」について取り上げていきたいと思いますので、お楽しみに〜。

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音訳のピークをつけるって何?

参考図書:

 

音訳テキスト 音訳入門編―視覚障害者用録音資料製作のために

音訳テキスト 音訳入門編―視覚障害者用録音資料製作のために

 

 以上です。