フレージングについて、言葉のつながりを考える、音訳
さて、今回はフレージングについての2回目ということで「言葉のつながりを考える」というテーマでお話をさせていただきます。
まず、こちらの文章を御覧ください。
『先日亡くなった妹の兄が三年ぶりに遊びに来ました』
さらっと読んでしまった、そこのあなた!
「亡くなった方」が遊びに来るような内容になってはいませんか!?
言葉のつながりを考えて「音を切り」、適切な場所で「ピッチを高く」しないと全く異なる文章になってしまいます。
上の文章は、言葉のつながりを考えてフレージングするとこうなります。
『先日 / 亡くなった妹の兄が / 三年ぶりに遊びに来ました』
文章は言葉のつながりです。
文章をどこまでをひと続きで読むか(音を続けるか)によって内容が変わってしまうことがよくあります。別の言葉で言うと文章をどこで切るかということです。
音のひとかたまりをフレーズといいますが、私たちは無意識のうちにフレーズをつくって読んでいます。
話をするときも同じで、前の言葉と後ろの言葉の関係を無意識のうちに「ピッチ」と「間(ま)」で伝えています。
言葉の意味がつながっていないときは、前の言葉で止めて、後ろの言葉のピッチは上がっています。
反対に前の言葉と後ろの言葉の意味がつながっているときは、後ろのピッチは自然に下ります。
以上が、フレーズについての「言葉のつながりを考える」でした。
次回はフレーズにおける「単語を意識して読む」をご紹介させて頂く予定です。
よろしくお願いいたします。
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— 福祉のそのへん (@fukushino052) 2017年12月20日
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参考:
以上です。