音訳練習 発音の基本
発音の基本として母音の練習を毎回やっています。
その際にイメージとして口の開き方、舌の位置、唇の形などを意識すれば良いのかについて簡単に記載していきます。
その前に音訳するときの声の大きさは通常会話するときの声量とは異なります。
イメージとして、5メートルくらい前の壁に声を届ける・ぶつけるような感じで声を出しますので、普段の会話では音訳の声は普通は使用しないはずです。
それではまず、「ア」ですが唇の間に指が縦に2本やっと入るくらいに開けます。舌の位置は自然体で大丈夫です。口の形が横に広がってしまうと、音が横に拡散されてしまうような感じになり、「ア」と「エ」の中間の不明瞭な「ア」になってしまうのでしっかりと縦に口を開けることを意識してみてください。
次に「イ」です。唇は平たくして少し口を開ける。舌は上歯茎に向けます。
「ウ」は、唇はすぼめてやや前に出します。舌は奥へ引き、口の開きは最も小さくします。母音の発音練習をするときは、「ア」に比べて「ウ」は小さくなりがちですがしっかりと同じ声の大きさで発音する練習をしましょう。
「エ」は、「ア」の口の開きから唇をやや左右に引き、舌をやや持ち上げます。
「オ」は、唇は丸く、間に指が1本入るくらいに口を開けます。舌は少し奥に引いてください。
いかがでしたでしょうか。
実際には普段の会話などでは上記のように意識をして話すことは少ないと思いますが、音訳の際は正確に情報を伝える、聞き手に聞きやすい声を出すという点において母音の発音はしっかりと発音できるようにする必要があります。
ただし、実際の音訳の際には母音を一つずつ意識したり、口の形や唇の形に気をつけて読んでいくことはありません。発音練習でしっかりと練習することにより意識しなくても明瞭で、適切な声量を実現することができますので上記のことを意識した母音の発声練習は大切です。
また、母音の発音練習をすることで普段の友達との会話などでも相手が聞き取りやすい声になるかもしれません。いずれにせよ母音の発音練習は基礎ですので、面倒がらずに毎日練習することをおすすめします。
(私自身も頑張ります。。。笑)
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— 福祉のそのへん。 (@fukushino052) 2017年10月16日
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