そのへん。のブログ

福祉経験ゼロから福祉業界へ転職し、社会福祉士の資格を取得した人のブログです。

介護ヘルパーさんは何でも屋ではありません その1

さて、今回は介護ヘルパーさんについてです。介護ヘルパーという文字面から”何でもしてくれそう”というイメージを持ったあなた!何でもしてくれると思ったら大間違いです。正しい知識を持って、ヘルパーさんとお互いに気持ちの良い、適切なヘルプを受けましょう。

まず、簡単ではありますが介護ヘルパーさんがついてくれるまでの流れをざっくりまとめます。

1.市町村の役場で相談・申請する

基本チェックリストがありますので、それに記入して介護保険サービスを希望する場合は要介護認定の申請書を申請します。申請には、申請書と介護保険証が必要です。

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2.認定調査を受ける

市町村の調査員が自宅を訪問して、本人の状態を確認します。基本チェックリストの結果により、要介護認定の申請をせずに総合事業のサービスを利用する場合もあります。

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3.要介護認定通知が届く

はじめに、2.と3.の間には約30日かかりますのでご注意を。要介護認定通知は郵送で届きます。認定結果と有効期間を確認してください。

認定結果は要介護1から5(5が一番支援が必要な状態)、要支援1から2という結果が出ます。要支援の判定の場合は地域包括支援センターが担当となります。

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4.ケアマネージャーを選んで契約する

ケアマネージャーは、介護保険サービスを利用する上での、窓口・調整役です。

5.ケアプランを作成する

ケアマネージャーが利用者の状況をヒアリングして、ケアプランの原案を作成し、関係者と調整した上で決定します。

6.サービス事業者と契約する

利用するサービスごとに、そのサービスを提供する事業者と契約を締結します。

 

と、以上のような段階を経てサービススタートとなりますが、おそらく必要としている人にとってはそうとう時間がかかるというイメージを持たれると思います。認定結果が出るまで30日、ケアプランを作成し、サービス事業者と契約するにも予算や利用したい内容とサービス内容が合致するかどうかなどの検討時間を要します。

各セクションの担当者は本当にサービスが必要な人について、適切な認定結果と適切なケアプランを迅速に作成していただきたいものです。

その2に続く。。。

 

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