会話のある文章、音訳(その2)
(このブログでは目が不自由な方のための音訳についてその処理方法や技術、必要性について、私が養成講座などで学んだことを紹介しています。また、ブログの記載内容については私は音訳を習って間もない為、表現について間違いなどがある場合がございますが、その場合はコメント欄にてご指摘をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。)
会話のある文章における音訳処理、音声処理の2回目となります。
その1をご覧になっていただいた後のほうがより理解が進むかと思いますので、よろしければ以下のリンク先より御覧ください。
さて、今回は「会話のある文章の処理における”間(ま)”の大切さ」についてご紹介させていただきます。
ポイントは、「会話文と会話文の間に、しっかりと間をとること」です。
それでは今回も例文をご用意いたしましたので、それをもとに聞いてみてください。
<例文>
Aさん「そういえば、今年の干支はなんだっけ?」
Bさん「あ、そうだ。今年は戌年でしたね!」
いかがでしたでしょうか。
前半は会話文と会話文の間が少なすぎる為、AさんとBさんの会話ではなく「Aさんの独り言」のように聞こえてしまう危険性があります。
逆に会話文と会話文の間を取りすぎてしまっても放送事故のようになり、聞き手が「まだ会話続いてたのね!?」みたいな感じに受け取ってしまいかねません。
(今回のYouTubeでご紹介している後半の方ですが、これは若干ですが間を取りすぎていますね。。。ただ、あくまでも分かりやすくですね。。。(汗 )
一方、後半は「〜なんだっけ?」の後にしっかりと間がとれているため、聞き手としては「あ、Bさんの会話だな」と聞き、感じ取ることができるかと思います。
また、「そういえば、〜」の「そ」と「あ、そうだ。〜」の「あ」は同じピッチで読むこともポイントです。
上記例文にはありませんでしたが、会話文が始まる前に例えば、「先週、AさんとBさんの会話は大変面白かった。」などという文章があった場合、「先週」の「せ」のピッチと会話文の頭文字のピッチの高さは同じ高さで読んでください。
上図では「ピッチカーブ」を使って説明しておりますが、「ピッチカーブって何?」という方は以下の過去ブログ記事を御覧ください。
次回は「区切り符号」についてブログでご紹介できればと思っております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
Twitterやってます⇒
【ブログ更新】「会話のある文章」という内容でブログ更新しました。感情を抑えて、抑えて、、、が難しいんですよね会話文の処理って。ブログはこちらから⇒https://t.co/xBBJACMpAz #音訳 #ボランティア pic.twitter.com/vazaqDkp8m
— 福祉のそのへん (@fukushino052) 2018年2月15日
YouTubeやってます⇒
参考図書:
以上です。