フレージングについて、伝えたい言葉をつかむ、音訳
さて、前回は「ピッチカーブ」について述べました。
今回は「フレージング」について書いていきたいと思います。
「フレージング」とは、音訳をする前に文章をどこで区切ったらよいかを考える事になります。では、どのように区切っていけばよいかというと
・(その文章において)伝えたい言葉をつかむ
・言葉のつながりを考える
・単語を意識して読む
この3点が聞き手に分かるように読むポイントとなります。
今回のブログではまず、「伝えたい言葉をつかむ」という点についてお話させていただきます。フレージングという考え方においてとても大切な手法・考え方になりますのでしっかりと抑えておいたほうがよいと思います。
さて、皆さんは大切な点や言葉を伝えようとするとき、どうやってそれを伝える(強調する)とき、どうしますか?
大部分の方は伝えたい言葉や単語については高い音で言います。
例えば、次の例文はどうでしょうか。
『木曜日はお出かけだから今日は早く準備しなさい』
この場合、”準備しなさい”という部分の重要度が高いと判断し、準備しなさいが高くなったかと思います。
次は、いかがでしょうか。
『明日は朝から会議だから、早起きしてくださいね』
この場合、やはり「早起き」が高い音になると思います。これがポイントです。
音訳のお仕事をする際には、まず「今回音訳する文書では何がポイントなのか」という全体を把握し、各項目において「何を一番伝えなくては(理解してもらわなければ)いけないのか」ということを考えることが非常に大切です。
これがフレージングという作業の一つになります。
「伝えたい言葉はどれか」を考え、「伝えよう」という意識を持って音訳することは大切です。
次回は、「言葉のつながりを考える」についてブロクを更新したいと思います。
それでは、寒い季節ですが体調管理と喉の管理をしっかり行い、元気で明るい声を利用者に届けられるように意識しましょう!
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発達障害の人が一般就労先で自分の向き、不向きを判断する基準。それは、自分の不安な気持ちが強くなるか、弱くなるかです。また、その仕事をやることでパニック発作のような症状がでるとしたら周りの人も支えてあげてください。 #発達障害 #障害 #パニック発作 #一般就労 pic.twitter.com/lPHiFk0sUe
— 福祉のそのへん (@fukushino052) 2017年12月3日
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参考:
以上です。