火の用心。
おはようございます、土曜日の朝いかがお過ごしでしょうか。
ちょっと早く起きて、秋晴れ、JAZZを流しながら読書。これ最高です。
さて、今日は火災予防についての記事ではなく福祉や介護などの対人援助についてです。
みなさん、普段のお仕事で燃えるのはよいですが、燃え尽きていませんか。
小さな火事(闘志)は仕事を行う上で必要ですが、火があまりにも大きくなりすぎると燃え尽きてしまうよ、というお話です。
そうです、福祉業界だけに限りませんが「燃え尽き(バーンアウト)」というのは対人援助職において問題視されています。
読んで字の通り、燃えて、燃えて、燃え尽きてしまう、心が疲れてしまう、折れてしまうような状態ですね。
福祉、さらに対人援助に関わる私としては完全に自分事です。
そんな中で図書館で見つけた本を読んでみました。
「対人援助職の燃え尽きを防ぐ」創元社/植田寿之 著
対人援助職の燃え尽きを防ぐ:個人・組織の専門性を高めるために
- 作者: 植田寿之
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: 単行本
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大切なポイントとして、
・自分の人生を振り返り、相手に抱く気持ちのメカニズムを知る
・自分を一歩引いたところから眺める
・冷静に自分を眺める
・自分とは違う相手の気持を考えようとするきっかけをつかむ
・自分とは違う相手の気持ちを考えようとするきっかけをつかむ
・相手にも人生(歴史)があり、今の気持ちの背景がある
・相手の歴史を考え、気持ちに配慮して関わる
・それをしないことには、相手もあなたも気持ちに悪循環を起こす
・相手の気持を考えることは、相手の気持ちを理解することにつながる
・相手を理解することは、対人援助のスタート地点になる
(本書より抜粋)
自分も完璧な人間ではないので、支える側とはいえ支えてもらわないと仕事をして(生きて)いけない。
援助する自分は常に援助する側でしょうか。援助される側は常に援助される側なのでしょうか。
対人援助はお互いの(様々な多くの人による)支え合いで成り立ちます。
支え、支えられる存在をつくることは一日ではできません。
利用者の方の歴史や性格などを考慮しつつ、普段から利用者の方の表情や行動をしっかりと見ること。
利用者の方の話を聞く、のではなく「聴く」こと。
耳、目、そして心で相手の話を聴くこと。
初心のときの心の火を大切にして、今日も、これからも頑張ります。